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Googleアルゴリズム 2022年分アップデート情報

ユーザーファーストなコンテンツが決め手

2022年に入ってからGoogleのアルゴリズムの変更が活発になってきました。Googleは定期的にアルゴリズムを変更しており、このアルゴリズムの変更がネット検索の上位表示に影響してきます。以前は半年ごとの変更でしたが、インターネット広告のサードパーティ禁止が発表された頃より、頻繁にアップデート変更が見られるようになりました。 

 

Google検索上位表示の条件は、読み手にとって有益な情報であることを一番に考えています。Googleアルゴリズムの細かい条件は非公開ですが、アップデート情報は都度Googleから告知されています。最新情報をキャッチするように心がければ、その分対策に早く動き出すことができますので、自社の検索順位が気になる方は、このアップデートの変更を意識してみてください。

 

今回は2022年5月〜9月に行われたGoogleアルゴリズムの変更情報をまとめてみました。最新情報をチェックする方法も紹介いたしますので、Webマーケティングの参考になさってください。

 

【2022年5月〜9月】Googleアルゴリズム変更まとめ

2022年5月から9月にかけて、Googleが公式に発表した情報をまとめました。

 

【5月25日、今年最初のコアアップデート開始】

Googleは毎年大規模なコアアップデートを行いますが、今回は大幅改良「May 2022 Core Update」を実施しました。

主にYMYL(your Money Your Life)領域にて、順位変動の影響を受けることになりました。YMYL領域とは、その人の人生に影響を与えるお金や健康面、法律、幸福感などのことです。つまり医療や健康、法律や金融、心理面などの領域において偽の情報や信頼度にかける情報を発信したwebサイトは、そのサイトを閲覧したユーザーに経済的また身体的に悪影響を及ぼす可能性があるかもしれません。そういった二次的、三次的被害を防ぐために、Googleは、検索品質評価基準に新たなガイドラインとしてYMYLの項目を加えました。

 

Googleアルゴリズム YMYL領域における検索品質評価基準

Google検索品質評価ガイドラインが発表したYMYL領域の対象分野(金融、医療、法律、時事問題、お買いもの、人権問題)に関する情報は、人の人生に多大な影響を与えることが多いので、それだけ確かな信憑性と高い本文内容が求められます。

 

簡単にYMYL領域分野の評価とはどういうものかまとめました。

 

【金融関連分野】

投資情報や税金問題、年金関連、保険情報、不動産紹介、住宅ローンや消費者金融、クレジットカード関連などお金に関係する内容やアドバイスを行うWebサイトが対象となります。

 

.【医療関連情報】

健康や個々の病気に関する内容、薬の情報、メンタルヘルスなど、私達の健康に影響を与える可能性のあるWebサイトが対象となります。

 

【法律関連情報】

政府や公的機関の情報、介護問題など社会福祉関連や子どもの親権、養子縁組、夫婦間の争い、離婚調停、遺言書の作成など法律が絡む問題を発信するWebサイトが対象になります。

 

【時事関連情報】

政治や各党の政策、国際的な行事イベント関連、新製品発表や組織の変更などビジネスに関連する情報など、いわゆる時事ニュースの対象となる分野に関係する情報を発信するWebサイトが対象となります。

 

【お買い物:ショッピング関連情報】

オンライン上で決済を行うWebサイトが対象となります。商品やサービスの検索、購入に結びつくランディングページ、オンライン決済の種類など、お買い物に絡む内容を発信するWebサイトをお持ちの場合は、特に注意が必要です。

 

【人権問題関連】

人の人権にからむ内容を発信するWebサイトが対象となります。例えば肌の色や国籍、人種問題や民族関連、宗教問題や障害者に関する内容、性別に関連する内容などが対象となります。

 

【その他の人に影響を与える可能性のある情報】

人が生きていく上で、その人の重要な節目となる決定事項に関連する内容を発信するWebサイトが対象となります。学校の選択、就職に関係する情報、住宅関連情報などが対象となります。「痩せる」とか「ダイエット」という言葉、一日の栄養摂取やフィットネスに関連する内容もこの分野に入ります。

 

Helpful Contents Update /有益な情報のアップデート

【8月25日 役に立たないコンテンツの評価を下げる】

この時は「Helpful Content Update/ヘルプフル コンテンツ アップデート」と呼ばれるアルゴリズムの変更が実施されました。

 

簡単にいえば、ユーザーの役に立たない記事は上位表示されなくなるということです。役に立たない記事というのは、このような状態があげられます。

● 本人の実体験が含まれていない

● 他者の話や意見を要約しているだけ

● 記事作成をアプリを使い自動化している

● 文字数稼ぎのために、必要のない言葉を並べている。

 

このようなWebサイトは、検索表示後にユーザーの期待に応えないということで、上位表示されなくなりました。Google 社のMissionは、To organize the world's information and make it universally accessible and useful. 日本語では、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。このミッションにのっとりユーザーファーストなWebサイトが検索上位に表示されるようにアルゴリズムが組み込まれています。

自社の検索順位が気になる方は、ユーザーに有益な情報が届けられるようWebサイトを構成してみてください。

 

YMYL領域の変動が顕著に

【 9月13日、コアアルゴリズムアップデート開始を発表】

この発表後、YMYL領域にかなりの変動がみられています。アルゴリズムアップデートから展開完了(ロールアウト)には1〜2週間かかると言われていますが、今回はその影響が顕著に現れているようです。

 

信頼性に欠ける情報やユーザーの人生に経済的また精神的、身体的に悪影響を及ぼす可能性のあるWebサイトは、検索表示順位が下がっています。もし貴社のWebサイトが影響を受けていると感じたらコンテンツの見直しをしましょう。ご参考までに検索上位に表示されるサイトの構成については、こちらのページにまとめていますので合わせてお読みください。

 

 Google が、推奨する優良webサイトの条件とは?

 

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