Google アルゴリスムアップデートで変わったこと
2020年12月4日にGoogle アルゴリズムのコアアップデートが行われました。Google では年に数回アルゴリズのアップデートを行っています。アップデート直後に検索数に影響が出る場合もあるのですが、焦らずにwebサイトが安定する数か月後に影響を受けたページの改善をすると良いでしょう。
今回のアップデートでは、世界的に蔓延している新型コロナウイルス感染症を鑑みて、健康や医療に関するwebサイトの検索が有利に働いているようです。昨今、私たちの不安は、ご自身や家族の健康に関することや新型コロナウイルス感染拡大の余波です。非常事態宣言を受けて活動自粛を迫られるなか、ビジネスのあり方も大きく変化してきました。生活やお金に関するキーワード検索も増え続けています。Google では、この「Covid-19」「新型コロナウイルス」「お金」に関するビックキーワードに敏感です。このキーワードを使用する際は、Google のクローラー(AIを用いた自動検索チェック機能)にコンテンツが「有効」であると判断されないと検索率が下がっていきます。人々に不安をあおるような内容や根拠のない記載については「警告」と判断され、ページそのものがエラーになってしまうこともあります。
Google EATで見るGoogle が、推奨する優良webサイトの条件とは?
Googleの検索条件で大事にしていること、それはユーザーの利益につながること。つまりユーザーがキーワード検索して表示されたページが検索結果と一致していることです。そして表示されたページが「専門性/ Expertise」「権威性/ Authoritativeness」「信頼性/ Trustworthiness」があることです。この3つの検索条件は、頭文字をとってGoogle EATともいわれます。細かく見ていきましょう。
「専門性/ Expertise」
Googleが推奨する「専門性」は表示されたページの内容(コンテンツ)が専門性に特化していること、資格や経験に基づいた内容を記載していることがあげられます。コンテンツ内容の統一性やユーザーの検索内容に答えがみつかる内容になっていることも必要です。検索順位を上げるために、ただ言葉を羅列するのは、もっとも嫌われる条件になります。
「権威性/ Authoritativeness」
Googleが推奨する「権威性」は、第三者がそのページを評価しているかが基準になります。評価のポイントは、第一に信頼できる機関からのリンク等があること、受賞歴や専門家からの推薦などがあげられます。またSNSなどでそのページの内容が発信されていることなども評価の対象になります。
「信頼性/ Trustworthiness」
Googleが推奨する「信頼性」は、コンテンツが正確であること、またサイト管理者が実在していることが優良webサイトの条件となります。サイトの運営をどこの誰がしているか、Cookie設定やプライバシーポリシーの記載があるかなども評価しています。ロボットを使って記事を自動表示させていたり、他のページの内容をコピーしているなどは、Googleの最も嫌われる条件となります。
これらGoogle が推奨するEATを満たしているWebサイトが、検索率の上位に上がる絶対条件となります。SEO(Search Engine Optimization/検索率最適化)をあげたいとお考えでしたら、まずサイトのコンテンツを見直してみてください。
Google Analyticsは新世代へ
今回のアップデートでは、2020年10月14日にGoogle のアナリティクスが新世代型に入ったことも影響しているといえるでしょう。新しい「Google アナリティクス 4 プロパティ」は、従来の「ユニバーサル アナリティクスプロパティ」とは、参照できるレポートも変わっています。検索率がさがってきたなと感じている方は、プロパティの設定を変更することもお勧めします。新しいGA4(Google アナリティス4プロパティ)の内容については、あらためて触れることにします。
ITの技術はDog Yearと呼ばれ、一年で4年分の成長を遂げます。Windows95が出現して25年、i-phoneが誕生して10年、それだけでも進歩の度合いがわかるのではないでしょうか? 2021年5Gがゆっくりとスタートしています。そして2030年における6Gの未来もすぐそこです。新型コロナウイルス感染拡大により営業活動もままならない今は、Webサイトを今一度見直してみる時期なのかなと思います。
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