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MaaSが令和時代の乗り物を変える

移動としての乗り物をMaaSが導く

スマートモビリティチャレンジ

多様なモビリティの普及促進のための展示・試乗会 

 

スマートモビリティという言葉を時折、耳にするようになりました。人生100年時代といわれるいま、老年時代を見据え様々な取組みが行われています。そんな背景をもとに、新時代の幕開けともいうべき新しい乗り物が、10月10日大分ホルトホールを皮切りに、いよいよ本格的に全国各地でお披露目されます。

 

令和時代の乗り物として自治体と企業がタッグを組んだスマートモビリティチャレンジは、ITを導入し新しい移動手段のための乗り物として(MaaS)の技術を生み出しました。

つまり新市場の開拓です。そこがレッドオーシャン(成熟市場)であるならば、新しい市場を作り出せば良い。まさに今までの固定概念を取っ払う考え方のもと、自動車メーカーが作り出した乗り物は、自ら作りあげたブルーオーシャン(新市場)だといえましょう。

 

全国を回るスマートモビリティチャレンジ シンポジウムに先駆けて、いち早く7月3日に経済産業省中庭で行われた「多様なモビリティの普及促進のための試乗・展示会」で、「令和の象徴になるべくMaaSがふんだんに使われたスマートモビリティ」を体験してきましたので、その模様をお伝えします。

 

 

MaaS (Mobility as a Service) とは、情報通信技術を利用した移動のための乗り物

 

パラリンピックにおける車椅子スポーツは、障害を感じさせない激しい競技です。彼らの活躍により車椅子の観点が大きく変わりました。ITは私たちの生活を変えるべく新しい文化を生み出しました。そしてMaaSによる新しい乗り物は、車椅子や移動手段の概念をさらに変えることになるでしょう。

 

こちらは電動車椅子の写真です。外観の第一印象は、ただただ「カッコ良い!」

まるでお洒落なスクーターのようです。それでいてMaaSの技術がしっかり詰まっているので、自動で下り坂のスピードを調整し、転倒する危険を回避できる安全設計が施されています。こんな素敵な外観の車椅子で安全なら、足が悪く今まで外出をためらっていた障害者やお年寄りも、外出するのが待ち遠しくなるのではないでしょうか?何より自分の親にまず乗せたいと思いました。

 

それまで介護用品として認識されてきた車椅子は、限られたなかだけで利用されてきましたが、これからは「移動手段」という乗り物として、大きな前進を遂げるでしょう。お買い物したバックを詰める場所も用意されています。車椅子ですから、税金はかかりませんし歩道も移動できます。そして乗ったままバックもできるのです。すでに車椅子という概念を外した新しい乗り物です。

 

様々な移動手段としての乗り物

 

街中を走る車は、4人乗りや5人乗りが必要とは限りません。近くの場所へ配達にいったり、スーパーにお買い物に行く程度なら一人乗り自動車で十分です。荷物が詰めるだけで良いのですから、排気量の多さなど関係ありません。街中を走るならスピードより安全性と便利性、気軽に乗れる乗り物が一番です。その点、日本を代表する自動車メーカーが作った一人乗り自動車は、無駄なものを取り外したシンプルな作りとなっています。

この一人乗りの車、ひとつ難点があると思いました。それは日本の道路事情です。日本の道路はこのようにコンパクトな自動車が安全に走れる作りにはなっていません。大きなトラックからしたら、その存在自体が見えにくいでしょうし、駐停車している車がいる時は、真ん中の車線に飛び出ていかなければなりません。一人乗りでも車ですから歩道や自転車道を走る訳にもいきません。そう考えるとまずは道路整備が当面の課題でしょうか?

 

一方で電動自転車の発達は目覚ましいものがあります。電動自転車といえば、本体が重いイメージがありましたが、このブリジストンの新作自転車は往年のママチャリのように軽い。黒いフォルムもカッコ良いし、よくある電動自転車のようにスピードがいきなり出ないので、初めて電動自転車を乗る方にも抵抗なく乗れると思います。そしてカッコ良い3輪車のような自転車、これは試作中の自転車です。後輪が2つあるので安定しているし、大風が吹いても倒れない作りになっています。見た目もとても華やかです。

 

あと10年もしたら、このようなMaaSによる乗り物が、街中を走る主流となることでしょう。いずれにせよ全ての乗り物が安心して走れる世の中になっていくのもそう遠い日ではありません。

スマートモビリティチャレンジ、全国で催される地域シンポジウムの応募が始まっています。
ぜひあなたの目で、令和時代の移動手段としての乗り物を体感してください。
詳細はこちら(経済産業省、国土産業省のページにリンクします)