2021年 六白金星 辛丑 新しい年のスタートです
今年の節分は2月2日、節分が過ぎれば六白金星 辛丑(かのとうし)年がスタートします。私の地元、川崎大師では1月20日を二十日大師といって、この日を境に新たな年の準備を始めます。そして節分で豆をまき鬼を追い払い、たくさんの福を取り込む一年となるよう準備します。
今年の節分は、二十四節気の関係で立春が少しだけ早まり節分がいつもより早くなりました。2月2日の節分は、124年ぶりのことです。なんだか特別な年の感じがしますよね。立春は、2月3日23時59分です。
さて辛丑はいったいどんな年になるのでしょうか?
今年は、六白金星が世の中心に座ります。金星は、金属やお金を意味します。そして六白の白は、何色にも染まることができる始まりの色。紐解くと金属は熱を加えると柔らかくなり、加工して形を変えることができます。つまり新しく形を変えることができる年回りなのです。これを仕事に当てはめれば、金属のように固いもの、例えば仕事の仕方とか役割とか、当たり前のように守ってきたものを、熱意をもって形を変えることで新しいスタートを作りだすことができます。そして新しいスタートは、どんな色にも染められる柔軟な力をもっていることでしょう。
しかしながら「辛」という字は、辛い(つらい)とか辛い(からい)と読みます。つまり新しいスタートは辛くて辛いことも多いという兆し。では「丑」はどうでしょう? 丑は、前年の「子」に続き冬の十二支、前年で新しく芽を出した「子」は今年、「丑」の歩みのようにゆっくりと成長していきます。来年の「寅」から始まる春に向け、目を出した種は成長するまで少し忍耐もいることでしょう。
つまり「六白金星 辛丑」を読み解けば、今までの古い慣習は捨て、痛みを伴いながらも新しいことに挑戦し、来年から始まる春の兆しを待つという、ちょっぴり辛い一年でもあります。ならば少しでも痛みを和らげるためにも、南南東へ恵方参りに行きましょう。恵方は、会社の中心から南南東の方角にある神社仏閣にお参りにいくことで、福を授かるといわれています。辛いことが予想されるこの一年、少しでも福を取り込みませんか?
吉方位は、社員旅行とかキックオフミーティングとかで利用すると福が訪れると思います。また地域を限定したテストマーケティングなどで利用すると良いでしょう。
ご参考までに「六白金星 辛丑」が重なったのは、180年前で1841年です。どんな年だったのか簡単にご紹介します。前年から続くアヘン戦争で中国の「清」と「イギリス」が対立していました。1842年に南京条約が締結され、香港島がイギリスの配下となりました。日本では水野忠邦による天保の改革の真っただ中、飢饉や凶作が続き、忠邦は、「倹約令」を出しましたが、町民や大奥からも反発を受け、水野忠邦はわずか二年で失脚しました。時の将軍は、12代徳川家慶、多くの側室をもち27人もの子宝に恵まれましたが、成長した子供は少なかった方でした。
気学は統計学です。決して占いではありませんが、読み進めると未来にも影響していきます。会社の方向性や販売促進施策にお悩みがございましたらお気軽にご相談ください。つたない知識ですが、吉方位を利用したキャンペーンや吉を取り込む施策などをご提案をさしあげることができます。
今年一年が良い年になりますように